ベートーヴェンの生涯【悲嘆のうちの死】
悲嘆のうちの死
病がますます悪化して、ベートーベンはついに昏睡状態に陥りました。そして57年の波乱万丈の人生を閉じたのです。
ベートーベンの死の目撃者であるアンゼルム・ヒュッテンブルグはベートーベンの死の瞬間についてこのように語っています。
「ベートーベンは臨終のあえぎをみせて、意識もなく横たわった。5時頃、ものすごい雷の一撃がとどろいた。同時に稲妻が部屋を照らし出した。家のまえの土は雪に覆われていた。私自身もはげしく驚かせたこの異常な現象に、ベートーベンは目を大きく見開いた。彼は右手をあげ、握りこぶしをかため、狂暴で威嚇するようなようすで数秒間点の一角をにらみつけていた・・・・・彼の手がふたたび寝台の上におちたとき、彼の目は半ば閉ざされていた・・・」
彼らしい最後だったようです。
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